2010年6月25日金曜日

Stream SR の拡張性に関する疑問

現在の方針で、ビーム幅の実行時動的変化機構の実装を進めても、これが研究のcontributionに繋がるとは考えにくい。

この機構でできることは
・学習データを用いた最適なビーム幅の設定
・認識負荷増大時、ビーム幅を落とす
などである。
このうち前者は普通、認識実行中に並列して行うということはなく、
システム立ち上げ後、認識実行前にあらかじめ行っておく、という使い方が想定されるが、
これはシステム立ち上げ前に「静的に」利用者がビーム幅を設定するのと大差がない。
利用者側で学習データと簡単なスクリプトを用意して
認識精度(Acc,Cor,Sub,Ins,Del)、実行時間(RTF)を調べて、適切な値を設定してもらえばよいだけの話である。

査読付き論文に通すからには、もう少しcontributionの明確な研究を行うべきだと思うし、
それができないなら無理に論文を通すべきとも思えない。

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